イワタ 5 「イースト少なめ」コースでは、250 g の強力粉に対して、1 g のドライイーストしか使用しません。普通の他のコースだと、250 g 前後の強力粉に対して、 3 g のドライイーストを使用しますが、これらのコースで焼いたパンでは、独特のイースト臭が、パンの香りに混ざってしまいます。しかし、「イースト少なめ」コースだと、少なくとも、私には、イースト臭が判りません。このコースで焼いたパンは、使用したバターや小麦粉に由来するのであろう、良い香りしかしません。肌理も細かく、強い弾力もあり、香り以外の点でも、問題はなさそうです。ひと度、このコースで焼いたパンを食べると、もう、普通のコースには戻れないかもしれません(笑)。但し、発酵には、通常よりも1時間くらい余分にかかるため、焼きあがるまで、5時間弱となります。途中で開けると、この調子で、焼く前までに、本当にふくらむのだろうかと、とても心配になります。しかし、どういうわけか、発酵が終盤になると、パンケースいっぱいに、大きくふくらんでくれます。きちんとふくらますためには、材料の量が厳密かもしれないので、できるだけ正確に秤量しています。(誤って、イーストが不機嫌になるものを混ぜると、きちんとふくらみません。)ドライイーストも、取扱説明書16ページの指示通り、お山のてっぺんに凹みを作って入れています。BB-SS10 の後継機、BB-ST10では、ドライイーストが、具入れ容器から、自動投入されるようですが、お山のてっぺんにドライイーストを仕込む、BB-SS10だって、「イースト少なめ」で、きちんとパンは焼けます。BB-SS10であれば、自動具入れ機能を使わないときは、具入れ容器を、本体から外しておけます。スポイトで水を数滴たらして、ハネを外して、軸の部分とハネの穴を掃除すれば、使用後のお手入れ終了です。