183系1000番代は老朽化の進行していた上越線のエル特急「とき」の181系や伊豆方面の特急「あまぎ」の157系を置き換え用として1974年に登場した直流特急電車です。
従来「とき」に使用していた181系について経年や雪害による故障が発生していたことから、同列車の置き換え用車両となる183系1000番代は従来の0番代と比較して耐寒耐雪性能が強化されました
1982年11月の上越新幹線開業後、従来「とき」に使用されていた新潟運転所の183系1000番代のうち一部の車両は中央本線のエル特急「あずさ」へと活躍の場を移しました。
特急「あまぎ」および後継のエル特急「踊り子」で活躍していた田町電車区の183系1000番代は1985年に使用形式が185系へと統一されたことにより同地区では見られなくなりました。