アッサムはインドの州名であると同時に、この地に広がるインド最大の紅茶産地。 茶園はアッサム州を横切る大河ブラマプトラ東側流域の平原に集中しています。
3つのシーズンがありますが、 当店ではアッサムが最もアッサムらしくなるセカンドフラッシュを中心にご紹介しています。
リーフの形状は大きく分けて2つ、 お馴染の茶葉の姿をしたオーソドックス・タイプと丸い粒状のCTC。
CTCは茶葉の形状を指す言葉で、製法のCrush、Tear、Curlの 頭文字に由来します。
専用の機械を通してCrush(潰す)、Tear(裂く)、Curl(丸める)するとコロコロと丸い茶葉の出来上がり。
茶葉は茶汁を充分にまとっており、湯に入れた時にサッと紅茶らしい液色が出るという特徴はティーバッグの普及に大いに貢献しました。
CTC製法は様々な産地で採用されていますが、コックリとした味わいをお楽しみいただけるアッサムのCTCは煮出しミルクティーにぴったり。
チャイにこれ以上合う茶葉は無い!と思わせてくれる無敵の存在です。
がぶがぶ楽しみたい紅茶
アッサム南部カチャール・ブブリガット茶園のCTC、粒々細かいBPサイズ(グレード)です。
アッサムの中心的生産地・アッサムバレーの紅茶と比較して、カチャールティーはコク・強さというよりは「Clean クリーン」と表現されるクドさのない味わいが特徴。
渋み少ないやや軽快なミディアムボディ、香りはモルティさとドライフルーツの柔らかな融合のよう。2022年は特にいきいきとした風味で飲む者に元気をくれそうです。
4〜5分ほど蒸らして牛乳を加えたミルクティーが特にお勧めですが、お好みでストレートティーでも。
通常のリーフティーと同様ポットで入れていただく事もできますし、煮出して牛乳&お砂糖を加えるチャイ・スタイルもお勧め。ミルクチョコレートのような雰囲気ながらもたつかない後口、飲んでいて心地良い。
がぶがぶ楽しめるお手頃価格のCTCとして毎日活躍してくれる事でしょう。
一杯の紅茶が毎日を豊かなものにしてくれると私達は信じています。 目覚めの一杯から一日の終わりのリラックスタイムまで。デイリーなティータイムから特別なひと時まで。さまざまなシーンを思い描きながら、それぞれにふさわしい厳選紅茶をお届けいたします。
シングルオリジンティー普及への取り組み
シングルオリジンティーとは生産者が明確で、かつブレンドや着香などの加工を施していない、 茶葉本来の個性を味わう紅茶の事です。 紅茶はワインやコーヒー同様、産地、シーズン、年度、作り手によって様々な違いや個性を持つ奥深い嗜好品であるという一面を持っています。
ぜひこういった紅茶そのものの個性もお楽しみいただきたいという思いで、インド、スリランカ、ネパール、日本などから買付を行い、紅茶をご紹介しています。