●品種の特徴
果皮は紫黒色で、甘みが強く、酸味が少なく、渋みが少ないのが特徴。香もあり多汁で風味も抜群。巨峰より一回り大きく、人気の品種です。巨峰よりも日持ちします。
樹勢が強く強健ですが花ぶるいしやすいのでジベレリン処理がおすすめ。
ジベレリン処理にてタネなし、早熟化、大粒になります。種なしピオーネは別名ニューピオーネと呼ばれて流通しています。(ジベレリン処理をしないと種が入ります。)
気温が高いと着色不良になります。
巨峰、藤稔とともに黒ぶどうの代表的品種でちょっと前までは巨峰よりもピオーネのほうが良い感じでしたが。地球温暖化で着色不良が増えて来ており、営利栽培では巨峰や藤稔のほうが増えてきています。でも、日本2位の栽培面積です(2017年)。耐病性は巨峰と同等ですが、糖度が高くなると晩腐病が出やすくなるので、雨除け栽培と傘つけを推奨します。
ぶどうは全般に暑さ寒さ、乾燥に強く、北海道から九州まで栽培できます。水はけが良く、通気性の良い土を好み、土質は選びません。