パラベラム 5 輪行し、目的地での足がわりとして使う予定です。サイクリングや買い物用としての用途は考えておらず、あくまでも散策徘徊用。シングルスピードタイプは以前から目を付けていましたが、6段変速が出たことを知り、アマゾンで価格ウオッチングを続けて税込みで21,000円弱で購入いたしました。アマゾンは価格の変動が多いなあ。それにしても重量10㎏台の変速機付き自転車が2万円台前半で手に入るとはありがたいこってす。全体の印象としては良く出来ています。ありゃりゃと思うような安物感はありません。フォークやスタンドは鉄ですが、フレームやホイール、シートポスト、ハンドルはアルミです。スプロケットはシマノのMF-TZ500-6、ディレーラーとシフターは同じくシマノのTOURNEY。お馴染みの最廉価トリオですが、そこはシマノ製、きっちり仕事してくれます。6段変速とはいえシマノのボスフリーなのでトップは14T。ですからシングルスピードタイプと比較して高速化されているわけではありません。あくまでも登坂対応版ですね(クランクギアはどちらも52T)。普通に漕ぎだすのにも、平地を走行するのにも6速トップでOKです。ならば6速もいらないわけですが、そこはそれ、汎用品でコスト上昇を抑えたのでしょう。ちなみに、リアのOLDは130ミリ、フロントのOLDは100ミリ。ハンドルポストはクイル方式で直径22.2ミリ。クイルですから数センチならばハンドル高さを変えられます(ハンドル折り畳み部を折り畳むと奥に固定用の6角ボルトがあります)。そのハンドルも8㎝ほどライズしてますから前後に傾ければポジション調節できます。シートポストのストレート部分は370ミリでサドルマウント部を含めて400ミリ。身長174センチの短足な私でもあと数センチ欲しいところです。スタンドとディレーラーのガード、それと前後のフェンダーをはずすと548g減量できました。少々重いサドル(529g)をちょっと軽いのに交換してやれば、総重量を10㎏以下にするのは簡単。折り畳んだ時のサイズは、メーカー公称値では75㎝×41㎝×55㎝(横×奥行き×高さ)ですが、私がポジション合わせしたうえで折り畳んで平場に立てて計測したところでは77㎝×47㎝×54㎝でした。サドルは前後を逆向きにしました。右ペダルを取り外してやれば奥行き寸法が40㎝になりましたね。ここからさらにハンドルステム上部の6角ボルトをゆるめてハンドルを回転させ、さらに左右のブレーキレバーの固定用六角ボルトをゆるめてブレーキレバーを回してやれば、奥行き寸法は36㎝にまで縮まります。さらにさらに小さくしたい場合は、サドルとサドルポスト、それとハンドルとハンドルポストを引っこ抜いてやって、折り畳んだ車体の隙間に突っ込めば高さをあと数センチ小さくできます。最後に走行感ですが、のんびり走る分には悪くないです。どうも評判のよろしくないサドルですが、少し前下がりにして、ハンドル荷重を多めのポジションにするとケツは痛くなりにくいと思います。以上、ご参考まで。追記です。10キロほど舗装路を走ってみました。時間にして40分ほど。これまで、これほど軽くて小さい自転車に乗ったことがなかったせいもあるのでしょうが、その走りの軽快さと取り回しの良さには驚きました。たいしてスピードは出ませんが、スピードが出ないことでの歯がゆさはありませんでした。実に気持よくノンビリ走れましたね。とはいえ、ママチャリ並みの速度で走れますが。出先での足がわりだけのつもりでしたが、常用しても良いかもと考えています。シートポストはやはり少し短い。自己責任で限界線を数センチオーバーして乗りました。ブレーキは良く効きます。ただし、前ブレーキはわずかに鳴きました。変速レバーの操作性はいまひとつですが、急坂か向かい風でもないかぎり6速トップ固定でOKです。小径車は惰性で走りにくいという話を聞いていましたが、そんなこともないですね。コロコロと良く走ります。軽さ所以でしょうか。さらに追記です。乗ってて結構楽しいので普段使いにも使用することにしました。となると、出掛けついでに買い物した際の荷台が欲しくなりましたので後部にキャリアを付けました。折り畳んだ際にも邪魔にならない小さなキャリアということで、Vブレーキ台座を利用する、本来フロント用のキャリアを付けてみました(AKI WORLD のCR-YI-001。350g)。輪行袋だとかを縛り付けるのにも良いかもしれません。ご参考まで。